君が笑った日。




ひまわりが咲く帰り道。

蝉とカエルの合唱と
オレンジ色に光る雲、濃い水色の空。




「ほんと暑い! なぁ、
チー婆のとこでアイス買ってもい?」



幼なじみの隼人は汗を拭いながら
私に視線を向けた。



「あたし、ソーダアイスね」




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