君が笑った日。
「にゃー」
「あー癒される」
…へえ。
蓮もこんな顔するんだ。
蓮はアップルに向けて
優しそうな笑顔を浮かべていた。
蓮はアップルを足の上に乗せて
顎を撫でる。
私はそんな蓮を見ながら
口を開いた。
「ねえ、なんでそんなに猫が
好きなの?」
「え?あー、俺のばあちゃんが
猫飼ってて、その猫の影響」
「ふーん。」
「なに?お前も撫でてもらいたいの?」
「は?そんなキモいこと
考える訳ないでしょ!」
思考回路、
どうかしちゃってんじゃないの??
でも私がそう言ったのにも
関わらず
蓮は近づいてきた。