君が笑った日。
月と太陽




「そいつめっちゃ変態じゃん!
でもたしかにむかつく!
ヒカリの裸、勝手に見るとか!」



「でしょ!覗いたくせに
なんの反応も無いの!
なんかこっちが悪いみたいじゃんか」



「ヒカリちゃんはたしかに
貧乳だもんね…」



「あ〜か〜り〜??」



「は!私ったら!ごめんねごめんね!」




キーンコーンカーンコーン



朝から幼なじみと
昨日の事件を話していると
もうチャイムが鳴った。




「みんなおはよー!
今日は前に言ったとおり
転校生が来ました。」



担任が爽やかに挨拶をしながら
教室に入ってくる。





あたしはそういえば。と思いながらも
昨日の事でまだイライラした。





「じゃあ、月野くん、入ってきて」





ガラッ


まあ顔は見ておこうと開き始めたドアの
方を見ると




「ああああああ!!!!」






転校生は昨日の男だった。



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