悪役系女子と王道な奴等
大人しくこの状況を甘んじて受け入れる
「本当に、何もでないんだな。」
「別に、サボってるわけじゃないから」
「知ってる」
「…あっそ。」
なんだこの会話。面倒くさい
いつの間にか始まっていた女子騎馬戦
陽菜は…っと。探すまでもない。
校庭の中央付近に、人がいっさいいない箇所がある。
砂埃のなかでまっすぐに立つ騎馬はもち
ろん陽菜の。
その腕き下げられているのは敵軍のはちまに。
大量ですな。
ってか、なんか周りに人いないのは恐れられてるからだよね
ちょっと、何したのよ
若干、騎馬の人の足下も震えてるみたいに見えるんだけど