かぐやの月
頷いたかぐやを銀司はしっかりと抱きしめた。
かぐやも銀司の背中に手をまわした。
大きくて、暖かくて、優しい背中だった。
そんな二人を祝福するかのように
夏の虫が周りで恋の曲を奏でた。
かぐやも銀司の背中に手をまわした。
大きくて、暖かくて、優しい背中だった。
そんな二人を祝福するかのように
夏の虫が周りで恋の曲を奏でた。