過去と今と未来と
「もしもし?何時から?」

「あ、流石ゆいちゃん。出来れば今すぐ来てほしいんだけど、平気?」

「ん。わかった。すぐ行く。」

それだけで電話は切った。
本題を切り出せなかったであろう彼には申し訳ないけど帰らないとね。

「じゃ、私は帰るね?」

相手に何も言わせぬまま、そのまま駆け出す。
たぶん、全て上手くいった時に入ってくるはずだったお仲間さんたちが廊下に居たけど反対側だったし、気付かなかったことにして。

そう簡単にはいかせない。
そこら辺の単純な女と一緒になんかさせない。

あなた達が居なくても私は楽しくやれてる。
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