サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
プロローグ。

桜が満開に咲く今日この頃。

私、三浦咲良は、高校になりました。

希望していた星の宮学園に受かり
待ちに待った高校生活だった。

入学したら新しい友達を作り
恋とか勉強などたくさんやりたい事がある。
なのに、それを踏み出す勇気が……出ない。

発表された貼り紙を見て
クラスの前まで行けたのに
中に入る事が出来ないでいた。

だって、知らない人ばかりで怖い。

昔から極度の人見知りでドジな私は、
友達作りが下手だった。

タイミングを逃して話しかけられずに
気づくと周りは、グループばかり。

唯一話が出来る幼馴染みの舞香は、
隣クラスだし

(どうしよう…このまま
ココに居る訳には行かないし…)

入学式が始まっちゃうのに……。

すると後ろから

「おい。そこの女子。
そこに突っ立てると邪魔」

邪魔だと言われてしまった。

えっ?

振り向くと背の高い男子生徒が立っていた。

あ、邪魔って私の事!?

「あ、ごめんなさい。
す、すぐに退きますので…」

慌てて退けようとしたらドアに激突した。

ゴンッ!!

い、痛い……。

あまりの痛さにしゃがみこんだ。

「おいおい。大丈夫か?
あんた…そんなに慌てて退かなくてもいいのに」

「す、すみません…」

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