サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

舞香が居てくれるけど
クラスが違うのは、心細くて仕方がない。

やっぱり……ダメ。

学校に行くのが怖い。

すると声が聞こえてきた。

「さーくらちゃーん。
一緒に学校に行きましょ~う!!」

えっ?気のせいだろうか
今、私の名前を呼ばれたような…?

すると
また私の名前を呼ぶ大きな声が聞こえた。

ま、間違いない!?
あの声は……。

私は、慌ててカーテンと窓を開けた。

下を見下ろしてみると
やっぱり金本君の声だった。

それ以外にも舞香、佐藤君
高瀬君、篠田君も居た。

う、嘘!?何で……私の家に?

意外な訪問者に驚いてしまう。
すると金本君が私に気づいた。

「あ、おはよーう。
迎えに来たから学校に行こうぜ!?」

「咲良~早くしなさい。
早くしないと置いて行くわよ?」

舞香も金本君に負けないように
大声を出していた。

「あ、うん。
ちょっと待ってて!!」

私は、急かされるように慌てて返事して
窓を閉めた。

い、急がなくちゃあ……皆が待っている。

「まぁ、あの男の子達は、咲良の友達?」

お母さんは、不思議そうに聞いてきた。

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