サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

熱で休み!?

「睦月君が休みって風邪でもひいたのですか!?」

昨日は、元気そうだったのに

すると金本君が

「あぁ、アイツ…。
ガキの頃から喋り過ぎると熱を出す奴だからさ」

そう言ってきた。

「えっ!?そうなのですか?」

喋り過ぎると熱を出す?
そんな事ってあるの?

「アイツにとって喋る事って
かなりストレスになるんだよね。
悪口を言われるよりも遥かにストレスになるから
なるべく喋らせないようにさせていたけど
昨日いつもよりたくさん喋っただろ?アイツ」

あっ!?

確かにあんなに喋ったの初めてかも
あれ?それって…私のせいだよね?

あんな事があったから
睦月君は、話したくもないのに私のために…。

そう思ったら胸が締め付けられそうになる。

どうしよう……。

「だからさ、今日。
咲良ちゃんがお見舞いに行ってやってよ?」

えっ?

そうしたら金本君が私の肩をポンと叩き

「いつもは、幼馴染みである俺が担当なんだけど
俺帰り予定があって
アイツの家に寄れないんだよな。
だから咲良ちゃん。代わりに頼んでもいいか?
住所教えるからさ」

私に頼んできた。

つ、つまり……。
私が睦月君の自宅に行くってこと!?

む、睦月君の……キャアーそれって
私がしてもいいのだろうか?

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