サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「そうなんですか、良かった……」
ホッと胸を撫で下ろした。
そういえば……。
「そういえば、睦月君ってお父さん似なんですね?
見た目も凄く似ているけど
雰囲気というか…クールな感じが
似ているような気がします。」
私は、嬉しくなりそう言ってみた。
すると睦月君は、ピタッと動きが止まった。
えっ……?
私……何かまずい事でも言っただろうか?
しばらくして動きを再開させた睦月君は、
スマホで何かを打ち私に見せてきた。
『うん。よく言われる。
母さんとは、似てないでしょ?
血が繋がってないから当たり前なんだけどね』
えっ……えぇっー!!?
あのお母様は、血が繋がっていないの!?
ってことは……お父様の再婚相手で睦月君の継母?
わ、私ったら、もしかして
思いっきり地雷踏んでしまった!?
聞いたらいけない事だったのだろうか……。
あぁ、調子を乗った結果が……これだなんて
自分の愚かさに恥ずかしくなる。
そうしたら睦月君は、
頭をポンポンと撫でながらスマホを見せてきた。
『気にしなくても大丈夫だよ。
血は、繋がってないけど本当の親子のように
仲いいから。
母さんも俺を昔から息子のように
可愛がってくれてたし
卯月を産んでくれたから感謝してる』
そう書いてあった。
そうなんだ……良かった。