サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
確かにお母様を見ても
とても優しそうだったし、仲良さそうに見えたわ。
いけない……つい変な事を想像してしまった。
継母と聞くと仲が悪いとか
変な偏見で見てしまっていた。
漫画やドラマの見過ぎよね。
すると睦月君は、またスマホを見せてきた。
何を書いてあるのかしら?見てみると
『まぁ母さんは、俺の初恋でもあるからね。
親の好みって似るものだよね』と書いてあった。
ガーン!!
お母様は……睦月君の初恋の人!?
そ、それって……。
ショックで頭が真っ白になる。
そうしたら睦月君は、またスマホを見せてきた。
『言っておくけど、幼稚園児時代の話だからね?
今は、いい母親としか見ていないよ。
今は……相手違うし』と書かれていた。
あ、過去の話なんだ。良かった……あれ?
でも、今は……違う?
なら今は…………誰?
モヤモヤと考えてもいたら
ギュッと私を抱き締めてきた。
えっ!!?
「む、睦月……君?」
すると抱き締めてながら
背中をポンポンと叩いてきた。
えっ??あやされてる!?
それともなぐさめてくれてるの??
「あの……睦月君……」