サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

どうして家に?

「あんたが落ち込んでないか
見に来てあげたんだけど…何?
私が話しかけた後に
友達が出来たように見えたんだけど
あれ違ったの?」

舞香は、呆れたように言ってきた。

「舞香~!!」

私は、思わず舞香に抱きついた。
さすが持つべきは、幼馴染みだ。

私は、彼女に今日あった事を全て話した。

睦月君や美守の事を…。

「はぁっ!?何よ…それ。
あんた…その美守って子に
利用されているじゃないの!?」

「まさか…とても気さくでいい子だったのよ?」

少しでも振り回されたとか私の考え過ぎだと思う。
それに…せっかく出来た友達だし

「咲良。あんたは、ドジで騙されやすいぐらいに
お人好しなんだから気をつけなさいよ」

さらに舞香は、呆れたように言ってきた。

舞香…1つもフォローになっていないから
むしろ気にしている事を言わないで

「舞香…酷い」

「本当の事でしょーが!?
それより、美守って子には気をつけなさいよ。
その気になるイケメン君は、話して
誤解を解くしかないでしょ」

キッパリと言い切られた。

「話すって…そんなの出来ないよ」

怒らしちゃった後だし
そうではなくても恥ずかしくて
声かけられないのに。

「何を言ってんのよ!?
誤解を解きたいのなら、本人の口から
言うのがいいに決まってるじゃない。
きっかけになるかも知れないし
絶対にそうしなさい」

そんな…!?

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