サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

「そっか…ありがとう。
舞香は、信頼してるから
睦月君とやり取りしていても平気だよ」

「あら、親密になっても?」

「うっ……それは……」

そう言われると複雑な気持ちになってしまう。

舞香の事は、信頼してるけど
睦月君と親密になってるとやっぱり気になるかも
何を話しているのかな……って

「アハハッ、冗談だって。
いくらなんでも幼馴染みの彼氏に
興味ないつっーの!!」

からかうように笑われてしまった。

「もう舞香ったら……」

頬を膨らまして怒った。

するとお母さんが

「ちょっとあんた達まだ居たの?
早く行かないと遅刻するわよ!!」

そう言って怒られてしまった。

「あ、いけない。
ほら咲良。急ぐわよ!!」

「うん。行ってきまーす」

慌てて靴を履いて外に出て行く。

< 138 / 262 >

この作品をシェア

pagetop