サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

すると舞香が

「2人の事を“みおりん”と“さーちゃん“って
呼ぶといいわよ?
私もそう呼んでいるから」

「さおりんは、さすがに恥ずかしいって……。
とりあえず、これからよろしくね」

上野さんがニコッと微笑んでくれた。

「は、はい。よろしくお願いします」

う、嬉しい。
新しい友達が出来る予感がする。

金本君も

「咲良ちゃん良かったじゃん。
よし。新しい友達が出来た景気付けだ!
みおりんもさーちゃんも座りなよ?
お好み焼きパーティーしょうぜ」

2人をパーティーに誘う。

「えっ?いいんですか?」

「やったーお好み焼きパーティー」

大はしゃぎするさ……さーちゃん。

2人が座ると睦月君は、慣れた手つきで
ヘラを使いお好み焼きを次から次へと
ひっくり返していく。

ジューと美味しそうな焦げ目がついていた。

しばらくするとお好み焼きが出来た。
睦月君は、また新たなお好み焼きを焼いている間
私は、自分の分を食べてみる。

「う~ん。美味しーい」

お店で食べるお好み焼きみたいで
ふわふわで柔らかい。

どうしてこんなに美味しくなるのだろう?

「えーどれどれ?
咲良。私にも味見させてよ!」

舞香が私のを一口食べた。

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