サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
それは、また楽しそうだな。
あ、でも……睦月君は、いいのかな?
チラッと睦月君を見る。
睦月君は、私が渡した
プリクラ手帳を夢中で見ていた。
き、聞いてない!?
「睦月。おい睦月~聞いてるのか?」
佐藤君が代わりに呼んでくれた。
するとハッと気づいた睦月君。
コクりと頷き
「聞いてたよ。放課後にパンケーキが
食べたいねって話だろ?」
「まったくちげぇーよ!!
ってか、それお前の願望だろーが!?」
すぐさま金本君にツッコまれていた。
睦月君……違うよ。
「……パンケーキ」
「分かった、分かった。
パンケーキは、今度付き合ってやるから
このメンバーでグループLINEやろうって事に
なったけどお前もそれでいいよな?」
金本君が説明すると
睦月君は、コクりと2回連続で頷いた。
頷いたって事は、OKって事だろうか?
「いいとさ。なら、LINE交換しようぜ。
えっと携帯、携帯」
そう言いLINEを交換する事になった。
これで全員ともLINEが出来る。
私も入れて9人か……。
一気にメンバーが増えて嬉しかった。
すると睦月君が立ち上がった。