サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

すると……凄い!!

全体が水色の柄で細かいピンクの花柄が
模様になっている。

あの落書きされた机が可愛く変身してしまった。

「か、可愛い……」

私は、感動してしまう。

睦月君……凄い。

周りの女子達も驚いていた。

舞香とさーちゃんが

「すごーい!!
こんな可愛くリメイクして貰えるなんて
良かったじゃない。咲良」

「いいなぁー咲良ちゃん。私も
デコって欲し~い」

羨ましがられてしまう。

するとなおりんが

「素敵だけど……大丈夫なの?
勝手に学校の私物をデコって……。
先生に怒られたりしない?」

心配そうに言ってきた。

ハッ!!確かに!?

すると金本君が

「あー大丈夫、大丈夫。
ちゃんと前もって小野先生には、許可貰ったから
いつまでも誰かさんのせいで
悪戯された机を咲良ちゃんに
使わせる訳にはいかないだろ?」

わざと挑発するように言ってきた。

金本君……。

「あ、ありがとう……ございます」

私は、涙を必死に我慢しながらお礼を言った。

「どういたしまして
って……やったのは、睦月だけど」

金本君は、ニカッと笑った。
睦月君は、コクりと頷いていた。

舞香は、私の肩を抱きながら

「良かったじゃない。咲良。
しかし、よく思いついたわね?
リメイクというかデコる発想を」

感心しながら言った。


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