サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

「まぁ、さっさと食って出ようぜ」

「……そうですね」

私は、早く食べようと頑張る。

パンケーキは、人気なだけあって
ふわふわで凄く美味しいのだが周りの視線が
気になってゆっくり食べられなかった。

カシャッと携帯で撮られてる音まで
聞こえてくるし

少し時間がかかったけど
なんとか全部食べ終わった。

「よし、帰るか」

金本君がそう言おうとしたら睦月君は、新たに
メニュー表を広げ始めた。

えっ!?まだ食べる気!?

しかし

「睦月。帰るぞ!!」

金本君がメニュー表を取り上げ防止する。

結局。
なんとかお店を出ることは、出来たけど
慌ただしい食事になってしまった。

「あーなんか前に増して
お前……注目浴びるようになったんじゃねぇーが?
睦月」

ハァッ……とため息混じりに言う。

睦月君だけではないと思うが
しかし、確かに凄い注目の浴びかただった。

まるで芸能人でも見てるような……うん?

「あ、今日。
雑誌の発売日ですよ!?」

クラスや美守の事があり、すっかり忘れていたけど
今日は、睦月君が初めてモデルとして
雑誌に載る日だ。

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