サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

すぐにズラッと返事が来る。

舞香『咲良!?いいの?
録画が観せれば、解決してクラスの子達のイジメも
無くなるのに』

さーちゃん『咲良ちゃん大丈夫!?
そうだよ~悪い奴は、撃破しないと!!』

金本君『咲良ちゃん。さっきは、ごめん(>_<)
消去?本当にいいのか?』

篠田君『⬆拓馬……お前何やったんだ?
咲良ちゃん大丈夫か?
消去したら言い逃れされた時に困るぞ?』

金本君『篠田、こっちの事だから気にするな。』

皆が凄く心配してくれるのは嬉しい。

こんなも信頼された友達が出来たこと
それが分かれば、もう十分だと思った。

睦月君や金本君の言葉を思い出す。

『ありがとうございます。
確かにそれを観せたらクラスの人達と
仲良くなれるかもしれません。
でも、その録画を観せるって事は、
美守がやった事と一緒になってしまいます(>_<)
皆に冷たくされ、悪口を言われた辛さを
美守にもさせたいとは、思いません』

『美守のした事は、確かに許される事ではないし
傷つきました。でも、だからと言って
皆が同じ事をして悪者になるのは、私が嫌です。
例えクラスの皆と仲良くなれなくても
もう私は、1人ではないので平気です。
このメンバーが居れば……私は、幸せです』

そう送った。

美守を庇う訳ではない。

ただイジメられる辛さを知っているからこそ
皆は、そんな人になって欲しくなかった。

睦月君が言っていた通り
私が欲しいのは、すぐ手のひらを返すような
薄っぺらい友情や仲間ではない。

私が欲しいのは、
この信頼出来るメンバーだけでいい。

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