サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

あ、私も……。

そう思ってもこれだけの人にノートを貸していたら
私に回ってくる可能性は、かなり低い。

(うぅっ……いいなぁ……)

どうにか、ならないものかと悩んでいたら
高瀬君が

「たまに睦月の家で勉強会をやる事があるので
その時に教えてもらうといいですよ。
近々やるか聞いてみます」

そう言って教えてくれた。

「本当ですか!?
ありがとうございます」

そ、それならチャンスがあるかも
ありがたいと思った。

それから
本当に高瀬君は、睦月君に聞いてくれて
翌日、勉強会を行う事になった。

金本君達は、大喜びする。

「アイツの家で勉強会すると
色々得するし楽しいぜ?」

そう篠田君が教えてくれた。

私は、楽しさもだけど
また睦月君の家に行けるのが嬉しかった。

メンバーは、私と睦月君を入れて
いつもの9人ですることになった。

舞香の他に
さーちゃんとなおりんも一緒だから嬉しい。

『お邪魔しまーす』

皆で挨拶をすると睦月君のお母様と
卯月ちゃんが出迎えてくれた。

「いらっしゃい。
ゆっくりしていってね」

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