サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「なるほど…分かりました。
ありがとうございます!」
あっという間に問題の解き方が分かってしまった。
えっと…他にも質問がしたい。
睦月君に色々教えてもらいたい。
「あの……次に…」
「なぁなぁ睦月。
この英語をヒヤリングにするとどうなるんだ?」
金本君が被せるように言ってきた。
あ、言いそびれちゃった………。
「少しは、自分で考えたら?
拓馬お兄ちゃん」
卯月ちゃんがそうツッコんできた。
「卯月。別にいいじゃん。ってか、お前も
宿題とかいいのか?」
金本君が負けじと言い返した。
「大丈夫、すぐに終わるから。
卯月、もう字とか読めるし漢字も分かるもん」
「漢字って簡単なのだろーが。
振り仮名が必要なくせに……」
「あー拓馬お兄ちゃん。
卯月に意地悪言うーひどーい!!」
卯月ちゃんが頬を膨らませ怒り出した。