サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
するとピクッと一瞬眉を寄せる睦月君。
えっ?
しかしすぐにいつもの無表情になった。
そうしたらまた、文章を打ち私に見せてきた。
「それって同じぐらいのレベルってこと?
父さんより上ではないんだ……」
同じぐらいのレベルって……えっ?
どういう意味だろう??
しかもお父様と何故
張り合うのだろうか……?
「あの……同じぐらいと言いましても
どちらも凄く素敵だったという意味で
だから…」
どう説明したら
私の気持ちを分かってくれるのか悩む。
えっと……。
困りながらチラッと睦月君を見る。
するとジッと私を見て離さなかった。
綺麗で力強い目で見つめられると
ドクンッと心臓が大きく高鳴った。
「あの……睦月……君?」
「…………。」
睦月君の手が私に触れようとする。
ドキッドキッ……。
だが
「こんな所でイチャつくなんて
かなり余裕があるんですねぇ~藤崎君」
えっ?