サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「ったく、相変わらず睦月との態度が
あからさまだよな。アイツは……」
ブツブツと文句を言いながら隣に来る金本君。
金本君を見ると表情は、
切なそうに茉莉華さんを見つめていた。
金本……君?
私の視線に気づくと苦笑いしながら
「ほら、パンケーキの時に話した
竜ヶ崎茉莉華だよ。
俺らの幼馴染み。
まぁ、俺の方が先に睦月と仲良くなったんだけどな」
説明してくれた。
「……そうなんですか?」
私は、そう言うのが精一杯だった。
すると茉莉華さんが
「それより、さっきから気になっていましたが
あなた様は、どなたですの?
随分と睦月様と拓馬と仲がよろしいようですが?」
私の事に気づいて質問してきた。
あっ……!?
「あの……睦月君と金本君のクラスメートで
三浦咲良です」
慌てて自己紹介する。
すると
「ふーん。三浦……咲良さん……」
ジロジロと私を見てきた。
うぅっ……そんなに見られると恥ずかしくなる。
今日は、身だしなみ大丈夫かな?
髪形とか変になっていたらどうしよう。
茉莉華さんを見てみる。
長くてサラサラの黒い髪の毛。
色白で細くて長い手足と華奢な身体。
目も大きくて白色の肌。
美守ぐらい……いや
それ以上の美少女だった。