サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「はぁっ!?あなたと?」
驚いたと言うより呆れた表情で言われた。
や、やっぱり……ダメだろうか?
しゅんと落ち込んでいると茉莉華さんは、
「……まったく、しようがない人ですわね。
よろしくてよ」
えっ……?
「えっ!?ペア組んでもいいの!?」
私は、驚いて聞き返してしまう。
「ペア組みたいと言ったのは、
あなたではありませんか?
嫌なら結構よ!」
「あ、いえ。すみません。
ぜひお願いします」
慌てて頭を下げた。
良かった……断られると思っていたから
何だか嬉しくなる。
一緒にペアになるとストレッチをする。
茉莉華さんは、身体が柔らかくて羨ましいな。
あ、そうだ。
お礼を言わなくちゃあ……。
「あの……竜ヶ崎さん」
「何ですの?」
「昨日……ありがとうございました」