サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
四角関係。
お互いに憎まれ口を叩いていても
本当は、素直になれないだけではないのだろうか?
特に金本君は……。
その後。
放課後になると私は、日直の仕事を済ませて
帰ろうとした。
すると下駄箱で金本君にバッタリと会う。
「あれ?咲良ちゃん。
今から帰るところか?」
「はい。日直の仕事をしていて
金本君は、部活が終わった帰りですか?」
そう言いながらキョロキョロと周りを見る。
睦月君は、一緒ではないのかな?
「そう?ちなみに睦月は、バイト」
私の思っている事を言い当てられてしまった。
「えっと……す、すみません」
「アハハッ……何で謝るのさ?
咲良ちゃんは、相変わらず面白いな」
そう言いながら笑顔を見せてくれた。
あ、笑った……。
あの後、負けた事もあり不機嫌になる金本君。
まぁ理由は、それだけではないだろうけど……。