サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
写真!?
驚くが金本君は、その気らしく並びだした。
「ちょっと拓馬。
子供ではないのだから恥ずかしいですわ」
「えーいいじゃん。
意外と学生や大人とかも並んで撮る人も
居るらしいぜ?記念、記念」
そう言いながらアハハッと笑い出した。
私は、その光景を
凄いなぁ…と思いながら見ていた。
すると視線に気づき振り返ると睦月君が
ジッと私を見ていた。
「……睦月君……?」
不思議に思いながら睦月君の名前を呼んだ。
すると
「……よそ見……禁止」
何やら前と同じ事を言ってきた。
えっ……?
どういう意味なのだろうか??
「あ、あの……」
「おーい。睦月、咲良ちゃん。
お前らも早く並べよ!!」
被せるように金本君が呼ぶため
言いそびれてしまう。
何だったのだろうか?
チラッともう一度。睦月君を見る。
見た目は、相変わらずの無表情なのだが
やや眉を寄っているように見えた。