サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
睦月君は、黙ったままこちらを向き
「………逃げちゃった」
不思議そうに首を傾げた。
「そりゃあ、逃げるだろーが!?
あんなガンを飛ばしてたら」
呆れながらツッコむ金本君。
「でも、あの者を逃げ出すような眼力。
素敵ですわ。さすが、睦月様」
うっとりと見惚れる茉莉華ちゃん。
「お前は……何でもいいんだな?ったく。
せっかく一緒に写真を撮りたかったけど
仕方がない。次行くぞ!次」
金本君は、ため息を吐きながら
睦月君の所に寄って行く。
「…………。」
私は、ポツンと取り残されてしまう。
この場合どうやって接したらいいのか
分からなかった。
そうしたら
「おーい。咲良ちゃん。
どうした?次に行くぞー!!」
金本君は、私に呼びかけてくれた。
「早くして下さいませ。遅いですわよ!」
茉莉華ちゃんも
「あ、はーい。」
私は、返事をして慌てて
皆の所に駆け寄って行く。
ダメダメ。
今は、楽しまなくちゃあ!!
せっかくWデートなんだから
そして私達は、色々な乗り物に
乗る事にしたのだが
ペンギン・マウンテンに
ペンギン・ジェットコースターなど
絶叫系が多かった。
「さぁ次は、何に乗ろうかな。
あ、このペンギン・ギャラクシージェットとか
人気らしいぜ?」
ウキウキしながら睦月君と次に行く場所を
打ち合わせする金本君。