サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

だが現在、自分のスマホを持っていないのに
気づいた。

「あ、あの……教えたいのは、
やまやまなんですがスマホが……その……無くて」

うぅっ……。
どうしてこんな時に持ってないの!?

ショックを受けていると
睦月君が打ち込みスマホを見せてきた。
読んでみると

『大丈夫。IDか電話番号教えてくれたら 
検索するから教えて』

そう書いてあった。

あ、そうか。
その手があったわ!?

「えっと…ID番号は……」

私は、睦月君に教えた。
するとそこから私のを割り出してくれた。

「これ……?」

「は、はい。それで間違いありません」

そう言うと登録してくれる。
これで、私とLINEが出来る。嬉しい。

すると睦月君は、スマホをポケットにしまうと
何も無かったかのように弁当を食べ始めた。

えっ?もう終わり?

私も慌てて弁当を食べるが
睦月君の考えている事がよく分からなかった。

その後、クラスに戻った。

すると美守が

「咲良大丈夫~?心配して行こうとしたんだけど
金本君達が邪魔をするなとか言ってきて
行けなかったのよ」

「そ、そうなんだ……」

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