サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
友情。
その後も何度もLINEした。
睦月君の飼っている猫の話や好きな事など
たくさん話してくれる。
無口でクールな性格をしていると思ったけど
意外とLINEの中だとお喋りで面白い。
私は、すっかり夢中になった。
もっと睦月君とお話がしたい。
眠い……。
翌朝。あくびをしながら学校に行く。
結局、日付が変わる時間まで
やり取りをしてしまった。
学校に行くと美守が先に来ていた。
「咲良。おはよーねぇねぇ
そういえば咲良ってスマホ?
LINEとか持ってる?」
ギクッ!!
その言葉に一瞬驚いた。
バレたのかと思った。
すると美守は、笑顔で
「そういえばさ。
咲良とメアド交換していないのを
思い出して。やるなら
LINEの方がいいと思って…で、LINE持ってる?」
「う、うん。一応……」
「じゃあ、教えて~」
美守がそう言ってきた。
良かった……どうやらバレていないようだ。
美守とLINEのIDを教え合う。
「これで、よしと……ありがとう。咲良」
ニコッと笑顔でお礼を言われた。