サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

参加しないのに、聞くって…。

美守の言葉に驚いたが断る事も出来ず
睦月君達の所に強引に連れて行かれた。

「おはよーう。皆さん。ねぇねぇ睦月君達って
LINEとかやるの~?」

美守が極上の笑顔で聞いてきた。

「…おはよう。LINEならするぞ」

金本君が代わりに応えてくれた。

すると美守が

「本当!?だったら私達とLINEしませんか?
咲良が睦月君達とLINEがしたいってうるさくて」

そう言ってきた。

えっ!?
ちょっと、美守。

私そんなこと一度も言っていないから!?

慌てて睦月君に首を横に振るう。
しかし美守は、

「グループ登録すれば
皆さんともっと仲良くなれますし
あ、嫌ならいいんですよ?
でも、これからもっと
仲良くなれたらいいかなぁーと思いまして」

照れたように頬を赤くさせた。

美守……。

しかし

「あー悪いんだけど
睦月とLINEしたいのなら諦めた方がいいぞ。
コイツは、女子とやり取りしないから」

金本君がバッサリと断ってきた。

えっ……?

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