サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
するとそれを聞いていた
周りの女子達も騒ぎだした。
睦月君とLINEをしたかった子達かも知れない。
「えー何で!?」
驚いた女子生徒達が次から次へと
そう言ってきた。
私も驚いてしまった。
えっでも……昨日
散々やり取りしちゃったけど……?
「実はさ、中学の時に女子達ともやり取りしたら
もう朝早くから晩遅くまでメールとか
鳴りっぱなしで。
そうしたら睦月君の所の親父さんが怒っちゃって
しばらくの間、携帯没収された事があるんだよ!」
「だから女子は、やり取りしないように
させてる訳だ。
分かったら睦月に聞くなよ?
また没収されたらお前らのせいだからな」
そう忠告する金本君。
睦月君にそんな過去があったんだ……。
私も迷惑だったのかな?
もしかしてお父さんに叱られたとか?
「えーそれなら私達なら大丈夫ですよ。
ちゃんとマナーを守りますし
ねぇ、咲良」
急に私に話をふる美守。
「えっ……う、うん。」
慌てて返事する。
本当は、それ所ではないのだけど…。
しかし
「……どうする?睦月」
チラッと睦月君を見る金本君。
「…………。」
スマホをいじっていた睦月君は、
チラッと私を見た。
えっ?
ドキッと心臓が高鳴った。
今私を……見たよね?