サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

そうしたらため息を吐き
「……保留」とだけ言ってきた。

保留……?
それってどういう意味なの?

意味が分からずにいると金本君が

「それって今後の態度次第で
決めるってことか?」

付け加えるように聞いていた。

すると睦月君は、コクリと頷いていた。

えっと……それってどういう事?

「つまりお前らが、ちゃんとマナーを守れて
教えてもいいと思うかは、
今後の態度次第で決めるって事だ。
出来ないヤツは、教えたくないとさ」

金本君が詳しく教えてくれた。

それって審査されるってことよね?つまり
えぇっ!?どうしよう。

私もう知っているけど
どうしたらいいのだろうか?

オロオロしていたら先生が来てしまった。
慌てて皆席に着いた。

すると美守がこっそりと

「別に教えてくれてもいいのにね。
意外とケチなのかな?」

そう言ってきた。

「そ、そうね」

それだけしか言えなかった。

その後
授業が終り教科書をしまおうとしたら
スマホが光っている事に気付いた。

あれ?

LINEかが何か来ている。
出して見てみると睦月君からだった!?

えぇっ!?

まさかのLINEに驚いた。

< 59 / 262 >

この作品をシェア

pagetop