サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)

「あんたの性格を知った上で言ってるのよ。
そんな言い方をされたら
内気なあんたが引っ込むと思ったんでしょ?
実際に睦月君とLINEするの戸惑ったのではないの?」

舞香にハッキリと言われる。

うっ……!?

図星を言われ言葉が出なかった。

確かに睦月君からLINEが来たとき戸惑った。

嬉しいはずなのに…。
美守の事を考えると複雑で

すると

「咲良が睦月君に対して
好意を持っているなんて見てても丸分かりだし。
あれだけイケメンなら
同じように好きになってもおかしくないでしょ。
なのにわざわざ咲良に言うなんて
明らかに確信犯よ!」

「付き合うなとは…言わないけど
言われた事は、真に受けない方がいいわよ。
あの子には、気をつけなさい」

舞香に忠告をされた。

「…………。」

舞香は、いつも私の心配をしてくれる。
そしていつも言ってる事は、正しかった。

美守は……?

美守は、私の事をどう思ってくれてるのだろう。
ちゃんと友達と思ってくれてるのだろうか?

言葉では……そう言ってくれたけど

考え込みながら
学校に着くと下駄箱から上履きを出した。

そうしたら

「咲良。おはよう」

ビクッ!!

振り向くと美守だった。

「お、おはよう」

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