サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)
「か、金本君が……?」
クラスの人達を叱り飛ばしてくれたの?
私は、驚いてしまった。
「凄かったぜ。拓馬が馬鹿にしていた男子共に
叱り飛ばしたとき……マジでビビってやがったし」
クスクスと思い出し笑いをする佐藤君。
すると篠田君が
「でもさー誰がやったんだ?あんなこと」
「そんなの女子に決まっています。
あんなやり方をする陰険さは、女子ぐらいですよ」
高瀬君は、そう言ってきた。
高瀬君……。
「出た、出た。高瀬の女嫌い。
相変わらず根に持っているんだ?」
篠田君は、からかうように言った。
「うるさいですよ。篠田」
ムスッとした表情をする高瀬君。
えっ?この人……女嫌いなんだ?
なら、よかったのかな?
私が一緒に居て…。
心配していると金本君が気づいて
「高瀬の奴。小学の時に
女子にイジメられて
トラウマになっているだけだから。
嫌いってより苦手なだけ」
そう言ってフォローをしてくれた。
そうなんだ……?
なら、仲良くなれるだろうか。
すると高瀬君が
「と、とにかく犯人を見つけて
やめさせなければ
嫉妬とかなら
またやる可能性がありますよ?」
そう言ってきた。