笑って泣いて夢を見た


誰かに見送りされるなんて
いつぶりだろう。

そう思ったら体が軽くなり走っているスピードが増した





しばらく走ってると後ろから名前が呼ばれた

「陸――――――!!」


空がこっちに向かって飛んで来た


『何!?お前もう出て来たの!?』

走りながら話す

「だって一人で家いるのつまんないんだもん!
学校一緒に行っていい?」


『はぁ!?家にいろよ!!』

「イヤ!!」

『お前子供かよ!!』



言い合いながら走る

もちろん空は周りからは見えなかったため
俺は一人で大声の独り言を言いながら走っていたことになる


俺ははっと思い出した
走っている速度を落とした
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