笑って泣いて夢を見た

「あ……陸、遅くなってごめんなさい。」

空からラケットを渡された


寂しそうな笑顔で話し続ける


「陸ってバトミントンやってたんだね―!なんかねー、陸のラケット持ってたらなんか懐かしい感じがした…。」

そう言いながら空はまた体育館の中を見つめる


『ちょっとここで待ってろ。』
「へ?」


体育館の中にある倉庫から学校用のラケットとハネをこっそり持って来た

ラケットとハネを空に渡す


『打ってみろよ。』

「無理だって!初めてだもん。」

『んなもん、やってみなきゃ分かんないだろ?』

「……うん。」
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