先生と私の歩んだ日々。
ご飯を食べた後、昼休みみたいな感じで雑談が始まった。
先生の初デートとか先生のこと。
一ノ瀬先生のことを1つ1つ知れてすごく
嬉しかった。

あたしは極度の冷え性で寒いと手が変色する。
それはあたしにとってコンプレックスで
机の下に手を隠してた。
先生はカイロを袋から出してシャカシャカ温めてた。
絶対ばれないって思ってたのになぜか
先生にばれた。
「手、貸してみ?」
言われるがまま手を差し出すと
先生はあたしの手をギュッと握って温めてくれた。
「少し待ってて」
そういって一ノ瀬先生は理科準備室に入っていった。
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