先生と私の歩んだ日々。
トイレの中で泣いた。
でもあんまり泣くとばれちゃうから
必死に抑えた。
思い足取りで理科室に戻った。

理科室に入ると先生は窓の外を眺めてた。すごく切なくて辛そうな表情。
わざと物音たてた。
なんて声を掛ければいいのか分からなかったから。
あたしに気づいた先生は
「雪が降ってる」そう一言。
あたしも先生の横に立ち雪を見た。
単純に幸せだった。
好きな人の横で雪を見る。
実はこれもあたしの夢だった。
すごく幸せだった。
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