海恋
他ならぬユキさんぬ言葉に、仕方ないと俺はコクリと頷いた。
戻る間際に、ユキさんは俺にこんな事を教えてくれた。
「ウンジュには、2年後、でーじ大切と思える人が現れるさ。
ソヌ人は、ウンジュぬ運命ぬ人さ。
ソヌ人を、一生涯大事にするが」
ユキさんに言われた言葉を噛み締め、俺は静かに目を閉じ、意識が遠くなった。
次に目覚めたぬは、しるー天井。
俺は、病院ぬベッドに横たわっていた。
隣には、笑顔ぬスーと、泣いているあんまーぬ姿があった。
「七海~…!
良かったさ、あんたまで逝かなくて…」
あんまーは涙声で言いながら、俺に抱き着いて来た。