海恋


その場所は、あたしにとっても七海にとっても、新たなスタートの場所となった。



七海とその後は暫く話し、その日は解散となった。



那覇に戻り寮に戻ると、リコが笑顔で迎えてくれる。



七海と付き合う事になったと報告すると、リコはまるで自分の事みたいに、とても喜んでくれた。



すると、LINEの通知があり、七海からだった。



【あちゃー、どっか行かんかね】



LINEの内容を見て、驚き過ぎて、思わずスマホを落としてしまった。



だってこれって……



「リコ…」



「何か?」



「七海から…デートに誘われた……」



「えっ、七海くんから!?
でーじあらいさ、咲良!」

















< 302 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop