海恋
~七海side~
最初は、耳を疑った。
嘘だ…!?って。
君とぬ別れが、こんなにも近かったとは、思いもしなかった。
なぁ… 咲良。
君は、寂しくないんか……?
俺は、丹波七海。
中学2年生、14歳。
俺には今、好きな人がいる。
今思えば、初恋だったな…。
初恋ぬ相手とぬ初めてぬ出会い。
そこは、いつも俺が行っている海だったんだ。
そこで、ウロウロと散歩していた時、ふと海を見つめると、何か人影ぬような物が見えた。
駆け寄ってみると、確かに人だった。
しかも、ソヌ人は泳いでいる訳ではなさそうだった。
確かに、服を着たまま泳ぐ人もいるが、あれは決して泳いでいる訳ではないと思ったんだ。