海恋
俺は最初余裕な表情をしておった。
ソヌ子も理由を色々言い、宮古島ぬ公立に行くから、と言っていて、おばあも、このまま納得してくれる、と思った。
でもな、違ったんだ…。
おばあが、お金は全て負担するとか言ってソヌ子を説得したから、ソヌ子は『挑戦してみる』なんて宣言しておった。
俺はソヌ時、悲しかった。
おばあぬ話ばっか聞いて、俺ぬ話や意見はちーっとも聞いてくれない。
しかも、遊ぼうと誘える雰囲気でもないし、ソヌ子は最近毎日毎日、試験勉強をしておる。
那覇ぬ私立に、コイツは受かる。
かんなじとは言えんけど、きっときっと、受かる。
那覇ぬ私立は全寮制やさから、離ればなれになってしまう。