海恋
お婆ちゃんにも、沢山協力して貰った。
だからこそ、今回の挑戦を、無駄にしたくない。
お願い… 受かってて!
祈り続けていたあたしの元に、学校から通知が届いたのは、昼過ぎだった。
[新着Eメール 1件]
思わず胸がドキッとした。
このメール1通で、あたしの合否が決まってしまう。
あたしの頭の中は、もう緊張の連続で混乱状態だった。
あたしは震える指で、恐る恐るスマホの画面を操作した。
受信ボックスを開くと、メールの送信者はやはり学校からで、[合否結果について]と言う件名で送られて来ていた。
これを開けば、あたしが受かってるかがわかる。