海恋


お婆ちゃんにも、沢山協力して貰った。



だからこそ、今回の挑戦を、無駄にしたくない。



お願い… 受かってて!






祈り続けていたあたしの元に、学校から通知が届いたのは、昼過ぎだった。



[新着Eメール 1件]



思わず胸がドキッとした。



このメール1通で、あたしの合否が決まってしまう。



あたしの頭の中は、もう緊張の連続で混乱状態だった。



あたしは震える指で、恐る恐るスマホの画面を操作した。



受信ボックスを開くと、メールの送信者はやはり学校からで、[合否結果について]と言う件名で送られて来ていた。



これを開けば、あたしが受かってるかがわかる。

















< 68 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop