海恋


『―――皆様、ご乗車誠にありがとうございました。
当フェリーは、間もなく来門島に到着致します…』



そうアナウンスが流れ、フェリーが止まった。



あたしを含む乗客が立ち上がり、フェリーからどんどん降りて行った。



砂浜に足を付くと



砂浜が、真っ白だった。



背後を見ると広大なエメラルドグリーンの海が、夕日を浴びて、キラキラと光っていた。



沖縄の海が、こんなに綺麗だとは思わなかった。



世界に、こんなに綺麗な場所、あったんだね…。



あたしはフェリー乗り場を離れ、少し離れた人気のないビーチに足を運んだ。



上を見上げると、小高い丘に灯台が立っていた。



明るい光が回って、辺りを照らしてる。
















< 7 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop