海恋
飛行機に乗り、宮古空港を離陸して暫くすると、強烈な睡魔が襲った。
そして、自然と、意識が薄れて行った………。
――――――――……。
『―――――…もなく、…機は、……空港……到………ます……。』
…んんん?
あたし、寝てた?
ボーッとする意識が段々ハッキリして来ると、繰り返されるアナウンスが聞こえるようになって来た。
どうやら、もうそろそろ那覇空港に到着するらしい。
あたしは寝てる間に乱れた髪を整え、服装を整えて、降りる支度を始めた。
那覇空港に飛行機が着陸し、ぞろぞろと人が降りて行く。
それに混じり、あたしも降りた。
ここが……… あたしの新聖地。