君の居た世界
「何が、やっぱないよね‥なんだ?」
 
 
「教えなーい。」
 
あたしは少し意地悪に言ってみる。
 
 
「別にお前のことなんか知りたくねぇし!」
 
‥‥はぁ!?
 
 
「聞いてきたのはそっちでしょ!?」
 
 
「俺は、なんだ?とは言ったが教えろとは言ってねぇ。」
 
 
‥‥そんなへりくつ言って。
 
「結局どっちも教えて、って聞いてる様なものでしょ!」
 
 
「‥‥ち、違う‥!だからお前はバカなんだよ!」
 
 
 
「はぁ!?これとバカは関係ないでしょ!」
 
 
いきなり何を言うのかと思えば‥。
 
それにあたしは、そこまでバカじゃないし!
 
 
「細かいことはどうでも良いんだ!」
 
「意味分からないし!
もう知らないから!」
 
 
あたしは適当に近くにある雑誌を読み始めた。
 
 
 
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