君の居た世界
「なぁに、一人でぶつぶつ言ってるのよ?」
 
 
「る‥流雨!?
今までどこに!それにいつからそこに!?」
 
 
 
突然、背後に流雨が現れあたしは焦った。
 
 
‥もしかしてあたしが言ってたこと、聞かれちゃった!?
 
 
 
「どこにって‥‥
トイレに居たけど‥ついつい雑誌を読み込んじゃったのよねー。」
 
「‥で?」
 
 
「え?でっ‥って何が?」
 
 
流雨はあたしが、何のことを言っているのか分かっていない様だった。
 
 
 
「いつからそこに?」
 
 
「ほ‥ほんの少し前よ!
 
先に言っておくわ‥
魅夜が何かを呟いていたのは分かったけど、
何を言ってるのかまでは聞いてないわよ。」
 
 
流雨は焦っている様子で、あたしに説明した。
 
 
 
< 105 / 147 >

この作品をシェア

pagetop