君の居た世界
次の日いつも通りにあたしは、ドアを開け中に入った。
 
 
「おは‥‥」
「はーい、これでみんな集まったわね!」
 
 
あたしが言葉を言い終わる前に、流雨の元気な声が聞こえてくる。
 
 
「今日のゲームは‥」
 
 
いつもに増して、朝からテンション高っ!
 
‥今日のゲームって、またトランプとかかな?
 
 
 
「じゃーん!」
 
 
そう言い、流雨は五本の棒を見せた。
 
 
「‥‥‥え?」
 
 
これって‥割り箸だよね。
 
ということは、まさか‥‥。
 
 
「王様ゲーム‥?」
 
 
「あったりー!」
 
 
 
良いのか悪いのか分からないけど、あたしの予感は見事的中。
 
 
 
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