君の居た世界
「おかえりー、氷夜。」
 
「ところでお前っ、俺が頼んだジュース買ってきたんだろうな!?」
 
「それより刹那君‥‥その後ろの娘はいったい‥?」
 
 
 
‥‥あれ‥?
 
想像してたのと違う。
 
 
そこには、あたしと歳が近そうな人が三人。
 
 
そんなことを考えていると、あたしを連れてきた男が口を開いた。
 
 
「あぁ、こいつか?
 
こいつは‥‥
今日から俺たちの仲間になるやつだ。」
 
 
 
「‥え‥‥?」
 
あたしは驚きのあまり、ぽかんと口を開けた。
 
 
 
「‥ちょっと、氷夜。
それって本気で言ってるの!?」
 
 
‥‥まぁ、当たり前だよね。
 
こんないきなり言ったところで、受け入れるはずないじゃない。
 
 
第一、あたしは仲間なんて‥‥
 
友達や親友なんて‥‥。
 
 
 
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