君の居た世界

芽夢はあたしを、受け入れてはいないんじゃないかと不安になったから。
　
　
芽夢があたしに遠慮する度、不安になる。
　
時々、距離を置かれている気がしてしまう。
　
　
　
‥‥‥ううん。
　
まだまだ時間はたくさんある。
　
　
それにまだ一ヶ月しかたってないんだ。
　
だから‥‥
　
　
これから仲間になれる様に頑張ればいいだけ。
　
　
　
　
‥‥って、ポジティブすぎるよね。
　
　
　
「魅夜さん‥？」
　
　
芽夢があたしの顔を覗きこんでいた。
　
　
「め‥芽夢！？どうしたの、いきなり！」
　
　
あたしは焦って言った。
　
　
　
「‥いえ‥‥
ただ、突然魅夜さんが黙りこんだので‥。
　
どうかしましたか？」
　
　
芽夢は心配そうにあたしを見つめた。