君の居た世界
「ふーん。なら、そういうことにしておく。」
 
 
あたしは笑いながら言った。
 
 
 
本当はあの娘たちにあんなことを言われて、すごく悲しいはずだった。
 
 
なのに、全然気にしてない自分が今ここに居る。
 
 
 
だって‥‥
もう過去のことだから。
 
 
あたしは、今を生きてるから。
 
 
 
だから、平気。
 
そう思えた。
 
 
 
< 44 / 147 >

この作品をシェア

pagetop